DIYステーションmocaです。
今回は、DIY初心者講座(アイテム編)電気丸ノコについて掲載します。
木材の切断は、DIY作業に取って必要不可欠な作業です。電気丸ノコがあれば木材を簡単に切断することができ作業効率が向上します。
今回のDIY初心者講座は、電気丸ノコについてDIY初心者に分かり易く解説していきます。
1 電気丸ノコとは
普通のノコギリは、ノコギリの刃を木材に当て手でノコギリを引くことに木材を切断しますが、初心者は曲がってしまったり切断面がガタガタになったりしますよね。
電気丸ノコはモーターの力で円盤系の刃(チップソー)を回転させることによって、木材等を切断する電動工具で、初心者でも容易に作業することができ、作業時間も短縮できます。
また丸ノコの刃を替えることで、石膏ボードや鉄工品を切断することも可能です。
2 電気丸ノコのベースプレート
電気丸ノコのベースプレートとは、丸ノコを切断する際の土台部分です。ベースプレートが狂っていると木材を直角にカットできません。ベースプレートは主に2種類あります。
(1)鉄板ベース
鉄板ベースの電気丸ノコは、比較的安価であるため1万円以下の丸ノコに多く採用されています。鉄板ベースのデメリットは、曲がりやすいことと錆に弱いことです。長期間使用していくうちにベースが曲がったり錆びてきたりします。
・本体が安価なものが多い
・歪んだり曲がりやすい
・錆びやすい
・本体重量が重い
(2)アルミベース
アルミのベースは、鉄板ベースより摩擦抵抗が少なく、スムーズに作業が行え、曲がりに強く、錆に強いため、鉄板ベースのデメリットを克服したベース材となっています。価格は、鉄板ベースよりは上がりますが、長く使用するならアルミベースを選びましょう。
・価格が鉄板ベースより高い
・摩擦抵抗が少ない
・本体重量が軽い
・歪みづらい
・錆びに強い
3 電気丸ノコの電源
(1)電源コード式
電源コード式は、電気丸ノコ本体から家庭用の100V電源に直接ブラグを差し込む方式です。電力を安定的に供給できるので、パワーが一定でバッテリー式に比べコスパは良いです。電源式のデメリットは、電源コードにより作業範囲が狭く、作業時に電源コードを切断してしまうことがあることです。
・電力が安定していてパワーがある
・電源がない所では使用できない
・電源コードが邪魔で作業範囲が狭い
・電源コードを切断してしまう可能性がある
(2)バッテリー式
バッテリー式は電源コードがないので、作業範囲が限定されず作業効率が上がります。しかし、バッテリーが無くなると使用できなくなり、バッテリーの価格も高いので、コスパは悪いです。
【出典:HiKOKI】
・作業場所や範囲が限定されない
・電源のない場所でも使用できる
・バッテリー容量がなくなると使用できない
・バッテリーに寿命がありコスパが悪い
4 電気丸ノコのサイズ
電気丸ノコに取り付けられる刃の径によって電気丸ノコのサイズが違います。径が小さい丸ノコは取り回しが楽で作業しやすいが厚い木材は切断できません。径が大きい丸ノコは、本体が大きくなるため扱いづらいですが、厚みのある木材を切断することが出来ます。
初心者が選ぶ代表的なサイズ
(1)6型サイズ(165mm)
6型サイズの丸ノコは、刃の径が165mmで各メーカーのラインナップも多いです。初心者が使用するのに最適な大きさで初めて購入する方はこちらのサイズで間違いないでしょう。
【切り込みサイズ(深さ)】
・90度 (最大)約57mm
・45度 (最大)約38mm
参考 ツーバイフォー材 厚さ38mm
(2)7型サイズ(190mm)
7型サイズの丸ノコは、刃の径が190mmで6型より本体がひと回り大きくなりますが、丸ノコの使用に慣れてくれば、7型サイズの方が使用範囲が広くなり使い勝手が良いです。
【切り込みサイズ(深さ)】
・90度 (最大)約68mm
・45度 (最大)約46mm
※丸ノコの径サイズや切り込みの深さは、一般的な大きさで、メーカーによってはサイズが違うものがあります。
5 チップソーの種類
(1)木材チップソー
【出典:モノタロウ】
木材用のチップソーは、名前の通り木材を切断するときに丸ノコに装着するチップソーです。刃の数が多いほど綺麗に仕上がりますが、回転速度は遅く、作業時間は長くなります。逆に刃の数が少ないと仕上がりが荒くなりますが、作業スピードは速くなります。
切断する木材の使用用途によって、チップソーの刃の数を決めれば良いです。
(2)鉄鋼用チップソー
【出典:モノタロウ】
鉄鋼用チップソーは、切断時の抵抗による熱に強い素材で出来ており、鉄やステンレスを切断することが出来ます。切断時には、丸ノコの跳ね返りや鉄くずによる火傷などに注意が必要です。
(3)石膏ボード用チップソー
【出典:モノタロウ】
石膏ボード用のチップソーは、刃先の角度を鋭利にしており、切断時の抵抗や粉塵が減少できます。
・用途(何を切るのか?)
・外径(自分の丸ノコに合う刃の直径)
・穴径(刃を取り付ける部分の穴の大きさ)
・刃の数(切断面重視又は切断スピード重視)
・チップソーの厚み
6 丸ノコガイド
丸ノコガイドとは、電気丸ノコをガイドに沿わせて真っ直ぐに切断する補助器具です。ガイドには用途に合わせて色々な種類があります。
(1)Tスライド
Tスライドは、丸ノコに装着して部材の縁にガイドを沿わせ、設定した幅を保ちながらガイドをスライドさせて切断します。装着タイプなので、長い部材を切断する時に便利です。
(2)Tスライドダブル
【出典:ヨドバシ.com】
Tスライドダブルは、2本の竿により左右のブレを抑え、安定した切断を行えます。
(2)エルアングル
【出典:シンワ測定株式会社】
エルアングルは、L字のガイドで、部材を直角に切断することができます。
(3)フリーアングル
【出典:モノタロウ】
フリーアングルは、分度器型の目盛りが付いていて、好きな角度で切断することができます。
7 電気丸ノコの使用上注意事項
(1)服装
ゆとりのある服やネックレスなどの装身具は、回転に巻き込まれる恐れがあるため、作業するときは避けてください。長い髪はヘアカバー等で覆って丸ノコに巻き込まれないように注意してください。
(2)装備
木材片や金属片が飛びますので、必ず防護めがねを着用してください。
(3)作業
加工するものはしっかり固定し、無理な姿勢で作業を行ってはいけません。セーフティカバーは絶対に取り外したり固定したりしないでください。
8 DIY初心者が選ぶポイント
・電源コード式(コスパが良い)
・ベースプレートはアルミ製(長く使える、歪みが少ない)
・サイズは6型又は7型(使いやすい)
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電気丸ノコを使えば、木材や金属を自由に切断でき、作業の効率化と物を作る楽しみが増えますね!
DIYを楽しみながら挑戦しましょう!
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