注目アイテム「ガチ塗りぷらいまー」を検証!

ガチ塗りぷらいまー DIYアイテム
moca
moca

あのさぁ、金属に塗装するとすぐに剥がれるんだけど、どうしてだろう?

mocaパパ
mocaパパ

金属にって直接塗料塗ってるの!

moca
moca

そうだけど・・・・・

mocaパパ
mocaパパ

それは剥がれるわ、プライマー塗ってないんだろ!

moca
moca

プライマー?

mocaパパ
mocaパパ

今回はプライマーについてと今注目のプライマー製品について検証してみよう!

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1.プライマーとは

塗装

プライマーとは、「primary」すなわち「最初の」とか「第一の」の意味を表し、塗装をする上で一番最初に行う下地材のことを言います。

塗装は通常、下塗り→中塗り→上塗りの工程で行われます。塗装は下塗りで決まると言われるほど下塗りは重要な工程で、木材などは比較的塗料との密着性は良いとされていますが、プラスチックや金属は塗料との密着性はあまり良くありません。

DIYなどの作業でラッカースプレーやペンキ等で金属やプラスチックなどを塗装するとすぐに塗装が剥がれたり、粘着性のテープで塗装が剥がれたりした経験があると思います。これは塗料と素材との密着性が悪いため発生する現象です。

ペンキ

プライマーはまさに塗料と塗装物の接着剤とて使用します。プライマーを使用し下塗りすることで密着性を高め、剥がれずらい下地を作ります。
また、防錆性にも優れているため、錆止めの効果もあり、下地づくりには重要な工程ですね。

プライマーの効果

①塗料が剥がれずらい

②防錆効果がある

③塗装の仕上がりが良くなる

 

2.素材・塗料を選ばない「ガチ塗りぷらいまー」とは⁉

2-1 ガチ塗りぷらいまーとは

プライマーには、金属用やプラスチック用など色々ありますが、素材や塗料を選ばないプライマーを発見!その名も「ガチ塗りぷらいまー」

このガチ塗りぷらいまーは株式会社REVO JAPANで販売しているマルチプライマーです。

プライマー
【出典:株式会社REVO JAPAN】

このプライマーはなんと言っても素材を選ばず使用できることでしょう!塗装したいものにサッと散布するだけで準備完了。DIY初心者にはありがたい商品ですね。

素材もアルミ、ステンレス、銅、亜鉛メッキの金属類をはじめ、ナイロン、塩化ビニール、ABS樹脂など樹脂系素材にも強い接着効果を発揮します。

作業表

2-2 使用方法

(1)準備するもの
・塗装するもの
・ガチ塗りぷらいまー
・塗料
・アルコール又はパーツクリーナー
・マスキングテープ
・新聞紙
・ウエス
・ドライヤー

(2)作業工程

①下準備

作業1
塗装したい素材のホコリや油分をアルコールやパーツクリーナーを使用して除去してください。また、部分的に塗装したい場合は、マスキングテープ等で養生して保護してください。

②プライマーの散布

作業2
ガチ塗りぷらいまーをよく振ります。新聞紙を敷き、塗装物にガチ塗りぷらいまーを約30㎝離して散布します。このとき厚く散布しないことがポイントです。

ガチ塗りぷらいまーを散布後、約15分乾燥させます。(冬期間は乾燥時間が長くなります。)乾燥した目安は、散布面に触っても手に付かなくなるくらいです。

ドライヤーで熱を加えながら乾燥させると密着力がUPします。

③塗料の散布

作業3
ガチ塗りぷらいまーが乾燥したら、塗料を散布します。刷毛で塗装する場合は、擦りすぎるとガチ塗りぷらいまーが剥がれる可能性がありますので注意してください。

④乾燥

作業4

塗料を散布後、自然乾燥させて完成です。

3.密着性能テスト

実際にどんなものでも密着性が向上するか検証してみました。

【今回テストした素材】
・鉄
・アルミ
・プラスチック

【テスト内容】
①テープ剥離試験(強力ガムテープ)
セロハンテープでテストする事多いですが、ダイナミックにガムテープで一気に剥がしちゃいましょう!

ガムテープ

②引っ掻き試験(100円玉)
100円玉でガリガリしたらどれくらい剥がれるのかな?

すべての素材にガチ塗りぷらいまーを散布して準備完了です。

プライマー

塗装には一般的なラッカースプレーを使用します。

スプレー

※今回はテスト結果を分かり易くするため、足付け作業は行いません。

密着テスト【鉄】
鉄板を2枚用意します。1枚はなにもしないで塗装もう1枚はガチ塗りぷらいまーを散布します。
鉄
散布した方が左、見た目はあまり変化はありません。

ガチ塗りぷらいまーが乾燥したら、塗料を散布し1時間乾燥させます。

鉄
塗装の仕上がりも特に変化ありません。
①テープ剥離試験
ガムテープを張り付け、上から強く圧着します。準備できたらガムテープを一気に剥がします。

【テスト結果】

ガチ塗りぷらいまー散布の方は、まったく剥がれていません。
無散布の方も比較的剥がれていませんが、所々に塗装の剥がれが確認できます。
ガチ塗りぷらいまーの鉄への密着性はなかなか良いようです。
②引っ掻き試験
100円玉でゴシゴシ擦ります。
テスト結果
ガチ塗りぷらいまー散布の方は、傷は付くが塗装が剥がれることはありませんでした。

無塗装の方は部分的に塗装が剥がれてしまいました。

ガチ塗りぷらいまー散布で密着性が向上したと言えるでしょう!

 
密着テスト【アルミ】
アルミ板も鉄同様2枚用意し、1枚はなにもしないで塗装もう1枚はガチ塗りぷらいまーを散布します。
見た目の変化はありません。
ガチ塗りぷらいまーが乾燥したら、塗料を散布し1時間乾燥させます。
 
①テープ剥離試験
ガムテープを張り付け、上から強く圧着します。準備できたらガムテープを一気に剥がします。
テスト結果
ガチ塗りぷらいまー散布の方は、角が若干剥がれましたが、無散布の方は、半分以上の塗装が剥がれてしまいました。密着性の悪いアルミでもガチ塗りぷらいまーは威力を発揮させたようです。
 
②引っ掻き試験
100円玉でゴシゴシ擦ります。
テスト結果
アルミは密着性が悪いのか、ガチ塗りぷらいまーの散布したアルミと無散布のアルミでは、かなりの差がでました。
ガチ塗りぷらいまー散布が圧倒的勝利です。
 
密着テスト【プラスチック】
プラスチック板2枚を用意し、1枚はなにもしないで塗装もう1枚はガチ塗りぷらいまーを散布します。
 
厚塗りしすぎたのかガチ塗りぷらいまー散布後、若干のムラがありました。
試験
ガチ塗りぷらいまーが乾燥したら、塗料を散布し1時間乾燥させます。塗料を塗ったらムラは目立たなくなりました。
 
①テープ剥離試験
 
ガムテープを張り付け、上から強く圧着します。準備できたらガムテープを一気に剥がします。
 
テスト結果
両者とも密着性が良いのか剥がれが少なかったです。ガチ塗りぷらいまー無散布の方は、ポツポツ剥がれがありましたが、ガチ塗りぷらいまー散布の方は無傷です。
 
②引っ掻き試験
100円玉でゴシゴシ擦ります。
 
テスト結果
ガチ塗りぷらいまーを散布した方は細かい傷はできましたは塗装が剥がれることは無かったです。無散布の方は所々塗装の剥がれが見られました。
 

4.総合評価

今回は噂のガチ塗りぷらいまーについて検証してみました。

ガチ塗りぷらいまーの評価

・素材への密着性  

・取り扱いの容易さ 

・素材を選ばない  

・塗料の量     

やはりプライマーを散布するのとしないのでは密着性はかなり違いましたね。
ガチ塗りぷらいまーはあらゆる素材に対応と宣伝されていますが、結果はかなりの高評価です。ただし、量が100mlと少ないので、大きな物への塗装には少し量が少なかったかな。

 
moca
moca

なるほど~プライマーって重要なんだね!

mocaパパ
mocaパパ

塗装してもすぐに剥がれてしまうのは、塗料との密着性が悪かったせいなんだよ。

moca
moca

ほう!じゃ夫婦にもプライマーが必要だね!

mocaパパ
mocaパパ

え・・・う・うん

 

コメント

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