DIYステーションmocaです。
今回は、DIY初心者講座(アイテム編)電動ドライバーについて掲載します。
1 電動ドライバーの種類
電動ドライバーとは、モーターの回転力によって、ネジの締め付けや穴あけなどができる工具です。
DIYを始めようとする人はまず電動ドライバーを入手しましょう。
DIY初心者は何を買ってよいのか良くわかりませんので、まずは電動ドライバーについて解説していきます。
電動ドライバーには主に2種類に分類されます。
①ドリルドライバー
ドリルドライバーは、回す力(トルク)が一定で回転スピードの調整ができるため、回す力をコントロールできます。また、ドリルドライバーには、トルククラッチという機能があり、設定した力以上に負荷がかかった時にクラッチが切れてそれ以上締付けなくなります。
ドリルの穴開け作業や小さなネジを回すことも容易にできるためカラーボックスや既製品の家具などを組み立てるのには最適です。
硬い木へのビス打ちや金属へのビス打ちなどドライバーに強い負荷がかかる作業にはドリルドライバーは不向きです。
・ドリルの穴あけ
・柔らかい素材のネジ締め
・小さなネジの締付
②インパクトドライバー
インパクトドライバーは回す力(トルク)が強く、打撃を加えながら回転します。回転力に打撃を加えることで硬い材質へのネジの締付けなど、よりトルクの強い作業を可能にします。
ウッドデッキの作成や梁や柱などの構造体を作るのに最適ですが、柔らかい材質のものへの作業は、ドライバーに打撃パワーがありますので、部材が割れてしまったりネジを締めつけ過ぎたりする場合がありますので注意が必要です。
・硬い素材のネジ締め
・建築資材のビスの打ち込み
・ボルトナットの締付け・取り外し
2 電動ドライバーの電源
電動ドライバーの電源は家庭用の100V電源に直接ブラグを差し込む電源コード式とリチウム電池等のバッテリーを本体に差し込むバッテリー式の2種類に分類されます。
電源コード式は、ドライバー本体から家庭用の100V電源に直接ブラグを差し込む方式です。電源コード式の最大の特徴は、電力が続く限り、安定して長時間使用できることです。
・安定して電力が供給できる
・トルクが安定している
・電源がない所では使用できない
・電源コードが作業の邪魔になる
バッテリー式は、リチウム電池等のバッテリーを本体に差し込む方式で作業範囲に制限がなく作業効率が格段にアップします。デメリットはバッテリーが無くなると使用が出来なくなることです。
・作業場所や範囲が限定されない
・電源のない場所でも使用できる
・バッテリー容量がなくなると使用できない
・バッテリーに寿命がありコスパが悪い
3 電動ドライバー チャック
電動ドライバーはビットと呼ばれる電動ドライバーに装着する先端工具を付けて使用します。そのビットを固定する部分をチャックと呼びます。チャックは2種類に分かれます。
キーレスチャックはチャックの外側を回すことでビットの締付けを行います。ビットの軸には六角軸や丸軸等がありますが、キーレスチャックは軸の形状に左右されず装着することができます。
キーレスチャックはドリルドライバーに採用されています。
軸のつけ根を引っ張ることによって簡単にビットの装着、取り外しができます。ビットの六角の面をしっかり捉えるため、ビットの空回りを防ぎます。六角軸チャックは、丸軸のビットは使えません。
六角軸チャックは、インパクトドライバーに採用されています。
4 電動ドライバー ビット
ビットとは、電動ドライバーに装着する先端工具です。ビットには様々な種類があり、用途により使い分けることができます。
ドライバービットは、ネジを締めたり外したりする時に使用するビットです。電動ドライバーを使う上で基本中の基本のアイテムです。初心者はマグネットと付いたドライバービットを選ぶとネジが落ちることなく作業が簡単ですのでオススメです。
ドリルビットは、穴を開けるためのビットです。木工用のほかに金属に穴をあける鉄工用やコンクリートに穴を開けるコンクリート用ビットなどがあります。
六角ビットは、六角穴ネジを締めたり緩めたりするビットです。六角ネジは家具の組み立て用によく使われ、六角棒レンチを使用するより効率的に作業ができます。
ソケットビットは、ボルトナットを締めたり緩めたりするビットです。手でスパナを使って締めるより遥かに早く作業効率が格段に良くなります。
5 初心者はどちらを選ぶ?
2種類の電動ドライバー(ドリル・インパクト)を使い分けて使用するのがベストですが、自分のスタイルのあった電動ドライバーを選びましょう!
ドリルドライバーを使用する人のスタイルは、室内で家具を組み立てたり、木材にドリルで穴を開ける加工作業が多い人にオススメです。
ドリルドライバーの購入に困った方はこちら↓を参考にしてください!
インパクトドライバーを使用する人のスタイルは、屋外で大工作業をメインに行う人やパワーがいる硬い加工を行う方はこちらがオススメです。
インパクトドライバーの購入に困った方はこちら↓を参考にしてください!
どちらか迷った方は、インパクトドライバーを先に購入するのがオススメです。
インパクトドライバーを選ぶ理由
・DIY作業での使用頻度が多い
・使い慣れてくれば、ドリルドライバーに近い使い方ができる
・インパクトドライバー用キーレスチャックで丸軸のビットも使用可能
インパクトドライバーに装着できる変換用のキーレスチャックが販売されています。
いかがでしたか?
電動ドライバーがあれば、DIYの範囲も広くなり、より作業が楽しくなります。
DIYを楽しみながら挑戦しましょう!
From moca
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