ゲームキューブコントローラー修理！DIYチャレンジ！

 

１　ゲームキューブコントローラーとは

ゲームキューブは、任天堂が2001年に販売したゲーム機で日本では約404万台販売された人気ゲーム機です。コントローラーは奇抜デザインでグッドデザイン賞も受賞されました。

このコントローラーが注目を集めたのは、「スマブラ」でお馴染み対戦型格闘ゲーム「大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ」でこのコントローラーでやり慣れたユーザーが専用タップを使用し任天堂WiiUや任天堂SWITCHで使用するほど根強い人気があります。

【出典：任天堂】

２　コントローラーの修理

2-1　準備するもの

・Ｌ/Cスティック交換部品

・Ｙ字ドライバー

・接点復活剤

・綿棒

・洗剤

・ラッカースプレー（艶消し黒）

2-2　作業工程

（１）分解する

本体のカバーを固定しているネジを外します。

本体は裏面６箇所のネジで止まっています。

 

ネジはＹ字型の特殊ビスになっており、通常のプラスドライバーでは回すことができません。

Y字ビスを外すには、ドライバーの先端がY字になっているＹ字ドライバーを使用します。

Ｙ字ドライバーはAmazonで購入できます。

 

カバーを外したら基盤を取り出します。基盤の配線はカバーにはまっていますので、上に引っ張りながら本体から抜きます。

 

ボタン用の接点ゴムカバーとカバーにはまっているボタンをすべて取り外します。

 

ＬボタンとＲボタンはボタンカバーが付いており、プラスネジで固定されていますので、プラスドライバーを使って４箇所ネジを外します。

 

Ｌ／Ｒボタンのバネを押しながらカバーから外します。

 

（２）部品を洗浄する

カバーと取り外したボタン類を洗浄します。マジックリンと歯ブラシを使って磨くと汚れが良く落ちました。

洗浄後は水気を取り、しっかりと乾燥させてください。

（３）基盤を清掃する

基盤からＬスティックボタンとＣスティックボタンを外します。

ゆっくり上に引っ張ると簡単に抜けます。

 

ＬスティックボタンとＣスティックのコントローラー部のホコリや汚れを乾いた歯ブラシと綿棒を使って清掃します。基盤の中でも特にこの部分が汚れていますので念入りに清掃してください。

 

接点復活剤を綿棒に付けて基盤のボタンが当たる接点部分を磨きます。

（４）交換部品を取り付ける

ＬスティックボタンとＣスティックボタンの摩耗が激しいため、交換します。

交換部品は、Amazonで調達できます。

差し込み口の形状に合わせ上から押し込みます。

（５）カバーを塗装する。

カバーは経年劣化によりところどころ塗装が剥がれていますので再塗装していきます。

塗料はホームセンターで販売しているラッカースプレー（艶消しブラック）を使用します。色は好みで変えてください。

 

新聞紙の上にコントローラーカバーを置き、ラッカースプレーで全体に吹きかけます。塗料を薄く吹きかけたほうが液垂れせず仕上がりが綺麗になります。

作業は必ず屋外で行ってください。

約１時間ほど乾燥させ、再度塗装していきます。この工程を３回実施し、最後に２４時間乾燥させます。

 

（６）復元する

コントローラーのカバーから外したボタン類をはめ込みます。ボタンはそれぞれ違う突起が付いていて配置が間違わないようになっています。

ボタンの上に接点ゴムカバーを取り付けます。

 

Ｌ／Ｒボタンのバネを押し込み、カバーに装着してＬ／Ｒボタン固定カバーをネジで取付けます。

 

基盤をはめ込みＹ字ネジでコントローラーカバーを固定します。

 

３　完成

 

４　修理にかかったお金

・Ｌ/Ｃスティック交換部品　
＠４８０円×２組＝960円（税込み）
購入先：Amazon　
※価格は令和元年12月現在

・Ｙ字ドライバー
＠200円×１本＝200円（税込み）
購入先：Amazon　
※価格は令和元年12月現在

・接点復活剤
＠521円×１本＝521円（税込み）
購入先：ホームセンター　

・ラッカースプレー（艶消し黒）
＠657円×１本＝657円（税込み）
購入先：ホームセンター

・綿棒
＠1１0円×１箱＝1１0円（税込み）
購入先：100円ショップ

合計　2,448円