注目アイテム「ガチ塗りぷらいまー」を検証！

１．プライマーとは

プライマーとは、「primary」すなわち「最初の」とか「第一の」の意味を表し、塗装をする上で一番最初に行う下地材のことを言います。

塗装は通常、下塗り→中塗り→上塗りの工程で行われます。塗装は下塗りで決まると言われるほど下塗りは重要な工程で、木材などは比較的塗料との密着性は良いとされていますが、プラスチックや金属は塗料との密着性はあまり良くありません。

ＤＩＹなどの作業でラッカースプレーやペンキ等で金属やプラスチックなどを塗装するとすぐに塗装が剥がれたり、粘着性のテープで塗装が剥がれたりした経験があると思います。これは塗料と素材との密着性が悪いため発生する現象です。



プライマーはまさに塗料と塗装物の接着剤とて使用します。プライマーを使用し下塗りすることで密着性を高め、剥がれずらい下地を作ります。
また、防錆性にも優れているため、錆止めの効果もあり、下地づくりには重要な工程ですね。

 

２．素材・塗料を選ばない「ガチ塗りぷらいまー」とは⁉

プライマーには、金属用やプラスチック用など色々ありますが、素材や塗料を選ばないプライマーを発見！その名も「ガチ塗りぷらいまー」

このガチ塗りぷらいまーは株式会社ＲＥＶＯ ＪＡＰＡＮで販売しているマルチプライマーです。

【出典：株式会社REVO JAPAN】

このプライマーはなんと言っても素材を選ばず使用できることでしょう！塗装したいものにサッと散布するだけで準備完了。ＤＩＹ初心者にはありがたい商品ですね。

素材もアルミ、ステンレス、銅、亜鉛メッキの金属類をはじめ、ナイロン、塩化ビニール、ＡＢＳ樹脂など樹脂系素材にも強い接着効果を発揮します。

（１）準備するもの
・塗装するもの
・ガチ塗りぷらいまー
・塗料
・アルコール又はパーツクリーナー
・マスキングテープ
・新聞紙
・ウエス
・ドライヤー

（２）作業工程

①下準備

塗装したい素材のホコリや油分をアルコールやパーツクリーナーを使用して除去してください。また、部分的に塗装したい場合は、マスキングテープ等で養生して保護してください。

②プライマーの散布

ガチ塗りぷらいまーをよく振ります。新聞紙を敷き、塗装物にガチ塗りぷらいまーを約30㎝離して散布します。このとき厚く散布しないことがポイントです。

ガチ塗りぷらいまーを散布後、約15分乾燥させます。（冬期間は乾燥時間が長くなります。）乾燥した目安は、散布面に触っても手に付かなくなるくらいです。

③塗料の散布

ガチ塗りぷらいまーが乾燥したら、塗料を散布します。刷毛で塗装する場合は、擦りすぎるとガチ塗りぷらいまーが剥がれる可能性がありますので注意してください。

④乾燥

塗料を散布後、自然乾燥させて完成です。

３．密着性能テスト

実際にどんなものでも密着性が向上するか検証してみました。

【今回テストした素材】
・鉄
・アルミ
・プラスチック

【テスト内容】
①テープ剥離試験（強力ガムテープ）
セロハンテープでテストする事多いですが、ダイナミックにガムテープで一気に剥がしちゃいましょう！

②引っ掻き試験（100円玉）
100円玉でガリガリしたらどれくらい剥がれるのかな？

すべての素材にガチ塗りぷらいまーを散布して準備完了です。

塗装には一般的なラッカースプレーを使用します。

※今回はテスト結果を分かり易くするため、足付け作業は行いません。

【テスト結果】

４．総合評価

今回は噂のガチ塗りぷらいまーについて検証してみました。

ガチ塗りぷらいまーの評価

・素材への密着性　　◎

・取り扱いの容易さ　◎

・素材を選ばない　　◎

・塗料の量　　　　　▲

やはりプライマーを散布するのとしないのでは密着性はかなり違いましたね。
ガチ塗りぷらいまーはあらゆる素材に対応と宣伝されていますが、結果はかなりの高評価です。ただし、量が100ｍｌと少ないので、大きな物への塗装には少し量が少なかったかな。