おすすめ!簡単DIYペケ台(作業台)の作り方!

DIY紹介
mocaパパ

moca、ちょっと相談が……

moca

なに?

mocaパパ

かっこいい作業台が売っていて、お小遣いを……

moca

無理、自分で作ればいいじゃない

mocaパパ

は、はい。そうします(T_T)

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1 ペケ台とは

ペケ台とは、2枚の合板に切り込みを入れて、クロスに組み合わせて使う簡易作業台です。よく大工さんが現場で使っているのを見かけます。最近では、キャンプ場で使っている方もいらっしゃいました。本当は既製品のカッコイイ作業台が欲しかったのですが、予算上却下されたため、ペケ台で代用することになりました。

2 材料を調達する

【調達する材料】
・コンパネ(900×1800)12mm×2枚
・塗料

ホームセンターで材料を調達します。
今回は北海道で大型ホームセンターを展開している「ジョイフルAK」を利用しました。ジョイフルAKは、各種資材をはじめ、ガーデン用品、インテリア、生活用品等を販売するオールマイティなホームセンターです。ネジ1本から購入できるのでとても便利です。

(1)材料(合板)選び
まずは、材料の合板を探します。
ありました、合板コーナー!たくさんの種類が並んでいます。厚さも色々ありますね。

今回は、値段も比較的安価で丈夫なコンパネを使用します。

コンパネとは、コンクリートパネルの略でコンクリートの型枠用とかに使用するのが一般的です。特徴は、耐水性が高く強度がありますが表面はガサガサしていて家具や内装材に使用するには不向きです。
価格は1000円~1500円前後のものが多いです。DIYでは、物置の棚など人目に付かない場所に使用することも多くある木材です。

コンパネは、12mmのものを選んでください。

 

【ミニ知識】
木材を見てみると、「JAS」や「F☆☆☆」などの表記が多く見られます。これは、木材の品質や安全性等を示す表記で購入する目安となります。

・JAS規格
「JAS規格」とは、JapaneseAgriculturalStandardの略で日本農林規格と言い「農林物資の規格化及び品質表示の適正化に関する法律」に基づき基準が制定されています。

合板は、木材から板状に薄く剥ぎ取り乾燥させたのち、何枚も接着し厚い板状にしたものです。
JAS規格は、合板の品質や接着性能、強度など法律に定める基準以上の品質を持つ製品のみに表示することができる高品質の証なのです。

・F☆での表記は?
ホルムアルデヒドって聞いたことありますよね!ホルムアルデヒドは、有機化合物の一種で壁紙や木材の接着剤に使われていることが多く、建具や建築資材から少しずつ室内に放出され、目の痛みや喉が痛くなるなどの症状が出ることがあり、シックハウス症候群の原因にもなっています。

ホルムアルデヒドは、「ホルムアルデヒド発散等級」F☆で表記され、☆の数によって内装の使用面積が制限されたり使用できなかったりします。
☆の数が多いほど放散量が低く、F☆☆☆☆(フォースター)が一番安全です。



【コンパネ(合板)選びオススメポイント!】
・JAS規格の表示があるもの
・F☆☆☆☆(フォースター)表示があるもの

 

(2)塗料選び
次に塗料コーナーに向かいます。
たくさんの塗料が並んでいますが、コンパネには一般的に水性塗料か油性塗料を塗ることが多いです。
塗料は、顔料や樹脂等を溶剤で溶かして使います。この溶剤が水の場合は水性塗料、有機溶剤の場合は油性塗料と呼ばれています。それぞれ特徴がありますので、用途にあった塗料を使います。

【水性塗料】



水性塗料が乾燥する際、水が蒸発して乾くため、臭いがあまりしません。また、塗料を水で薄められ、濃度の調整が容易です。使用した刷毛やローラーも水洗いすることができ、とても扱いやすい塗料です。

水性塗料の特徴
・臭いが少なく低刺激
・水で塗料を薄めたり、道具を洗ったりできる
・気温によって乾燥が遅い場合もある

 

【油性塗料】


油性塗料は乾燥する際、有機溶剤が揮発しますので臭いが強いです。有機溶剤は水に溶けませんので、刷毛やローラーはシンナー系のうすめ液などで洗います。耐久性があり仕上がりもキレイですがDIY初心者には取り扱いが少し大変ですね。

油性塗料の特徴
・塗膜がキレイ
・耐久性に優れている
・気温、湿度の影響を受けづらい
・道具の洗浄はシンナー系有機溶剤(水は不可)

 

今回購入したのはこちら

カンペハピオ
アレスアーチ(水性)エバーグリーン 0.5L
色は娘が決めました。パパに決定権はなし!

3 作業工程

3-1 準備するもの

作業に使う材料と工具類を準備します。
・コンパネ(900×1800)2枚
・丸ノコ
・丸ノコガイド定規
・ノミ(ドリル代用可)
・鉛筆

3-2 コンパネを切る

まずは、コンパネに鉛筆でマーキングしていきます。
コンパネのサイズは180㎝×90㎝なので180㎝の長い方に両サイドから75㎝で線を引きます。
よくコンパネ半分で作る人がいますが作業台としては高すぎるため、作業がやりづらい感じがあります。
高さは好みですが、販売している既製品も70㎝から80㎝が多いです。

マーキングしたら、丸ノコガイド定規をあてて丸ノコで切断します。
丸ノコガイド定規がない人は、木材やコンパネを使っても真っすぐ切れます。

【裏技ポイント!】
長物を切るのは大変だとか車にコンパネ積めないなんて方はホームセンターでワンカット50円くらいでカットしてくれますので利用するのもありだと思います。

3-3 溝を作る

つなぎ合わせの溝を作っていきます。90㎝側の端から44.3㎝に鉛筆でマーキングし、溝の深さ38㎝幅1.4㎝の線を引きます。

溝38㎝を丸ノコでカットします。ジクゾーを持っている人はジグソーの方が便利だと思います。

1.4㎝部分は通常ノミで飛ばしますが丁度よい大きさのノミがなかったので、ドリルで取り除きました。


この工程で同じものを4枚作ります。

作った板を仮組みします。これだけでも使用できますが重たいので軽量化と見た目を良くしていきます。

3-4 足部の作成

足部の加工をします。足は幅20㎝、高さは15㎝、斜めの切取り角度は45°で作成します。

注意点として、工程3-3で作った溝は上下で組まれるため、足の部分は溝が上のものを2枚、溝が下のものを2枚作ります。

3-5 軽量化とデザイン

軽量化とデザイン性を考慮して、ベース型にくり抜いていきます。くり抜く形は丸でも四角でも問題ありません。好みによって決めてください。


くり抜く時は、ジグソーを使うと色々な形にくり抜くことができます。

今回は、ダイナミックに丸ノコでくり抜いていきます。(ジグソーないので…)

くり抜き終わったら、全体を紙やすりで削りバリを取ります。

再度組み合わせてみて問題がなければ、大工工程は終了です。

4 塗装する

4-1 準備するもの

・ペンキローラー
・ローラー皿
・刷毛
・ペンキ
・ブルーシート

4-2 作業工程

ローラー皿にペンキと水を少量入れます。水を入れると塗りやすくなります。
ローラーにペンキをつけて均等に塗ります。

ローラーで塗りにくいところは、刷毛を使って塗ります。

半面を塗り終わったら20分程度乾燥させ、もう半面を塗っていきます。
娘の指導のもと、この工程を2回繰り返します。

1日程度乾燥させ、組んでみて問題なければオリジナルペケ台の完成です。


【出典:カインズオンラインショップ】

 

5 完成

ペケ台の上にコンパネを乗せれば、作業台やアウトドアの台として活用できます。


【作業するのが大変だなぁと思う方へ】

インターネットサイトで既製品のペケ台を見つけました。
カインズ オンラインショップ
カインズクロスレッグ(2枚組)H700×W900
2,480円+送料 (令和元年12月現在

 

6 制作費用

・コンパネ(900×1800)12mm
@1,298円×2枚=2,596円

・カンペハピオ アレスアーチ水性0.5L
@958円×1缶=958円

合計 3,554円

 

 

既製品との比較
@2,480×2組=4,960円+送料 1,550円(北海道)
合計 6,510円

差額 2,956円

 

moca

かわいい台が出来たじゃない

mocaパパ

ちびちゃんに手伝ってもらったからね!

moca

さすが私の愛娘ね!
じゃ、ちびちゃんとカフェに行ってくるわね

mocaパパ

お小遣いくれないのに……

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